レイモンド・ローウィ展 □

shio_nin2004-05-08


確かに大学の授業で習ったはずだが、全然すごさを分かっていなかったとはずかしくなる。
契約書やデザイン事務所の内装やレターヘッドに事業紹介パンフ。どれもすごくてどきどきした。
世界で初めて、マーケティングとデザインをからめて、ちゃんとビジネスにした人、かも。


事務所の写真がどれもすばらしくて、とても使いやすそうなデザイン。ほどほどに人間臭くて、ほどほどに浮き世離れ。
これほんとに1960年台の部屋なの?ってくらいかっこよくてすごい。

ローウィは、デザインの基本思想を総括してMAYAと表現しました。これは、 Most Advanced Yet Acceptable(最も進んでいて、しかも受け入れられる)のという意味で、この思想は、ローウィ自身や彼のもとで働くデザイナーたちの指導理念となりました。いかにすぐれたデザインであっても、消費者やメーカーが受け入れられる限度を超えた押し付けをしてはならない、ということです。 形の単純・複雑を問わず、あらゆるモノには、経済性と優美さを失わずにその機能を表現する理想的な形がある、というローウィの信念はその作品にはっきりと見てとることができます。

Never Leave Well Enough Alone

http://www.raymondloewyfoundation.com/jp/