台風10號

shio_nin2004-07-28

あらしのよるに、風のごうごう鳴る音や、雨が壁に吹き当たる音や、
雨どいの水がじゃばじゃば流れる音や、屋根に反響するさまざまな音の類いを分析しつつ
自分は全くぬれることを心配せずに、部屋の内側で
ぬくぬくとふとんにくるまっている時間がたまらなく好きだ。

台風を楽しみにしている人は、自分が絶対に被害に遭わないとおもっているから。


福井に2億円のたからくじの当たり券が送られたり、
中島らもさんがお亡くなりになったり(かつて、語弊があるけどやりたい放題だった人が、年老いて一般に情けない死に方をすると切ない。晩年か。木更津キャッツアイの映画で、おじさんになったキャッツがあの頃と同じノリで会話するシーンがあったけど、同じノリなのに薄ら寒くてすごくすとーんと悲しくなった。同じ言動でも若くないと許されないのか。むしろ若いからそれだけで赦されたのか?年老いた者は朽ちていくのを受け入れるだけしかないのか。)

『ああ、もう死んでしまいたい。しかし私は結局死なないだろう』
これがすべての健康な人間の生活の歌なのだ。 「美しい星」より