ノンセクト・ラディカル

http://www.yma.city.yokohama.jp/nsr/info/index.html

19世紀の終わり、写真が発明されて「物体がそこに「在る」ことを目的とした具象美術は一気に収束。
そもそも「真実」とは「存在」とは何なのか。
「絵画(フィクション)で表す存在とは」
とか色々経て、リアリティーを追求するのと違う方向に、ダダとか抽象とかに20世紀は進んだわけですが。(すんごいおおざっぱで自己解釈びじゅつし)


そういえば21世紀になってコンピュータのスペックがあがりまくって、デジタル加工が映像でも全然わからないくらいできるようになり、今度は写真が真実を表しているとは「限らない」ことになってしまったんだ!

でも、写真の持つ真実を伝える力をもう一度信じたい、考。


高嶺格氏の作品「木村さん」につきましては、本展にふさわしい作品としての公開を努力してまいりましたが、現在の日本では、上映が法に触れる恐れがあると判断しましたので中止いたします。

が気になって検索してみたら、なるほど、といろんな角度でブルーと言うかペールブルーぐらいの気分になった。


でも、現実から目をそらして楽な方へ、楽観的に、ファンタジーに世界をとらえるのは人間のすてきな能力だけど(そうでないとこの世界に絶望して死にたくなるから)、芸術家や哲学者(自称ではなく、ほんものの)はそこから目をそらさずに私たちの代わりにじっと見つめてぎりぎりまで戦ってくれている人たちなんだと思う。
つまり、ほんとにいい作品は、現実は、ほんとに鬱にさせられる。