デ・キリコ展 -/26 東京大丸

http://www2.daimaru.co.jp/daimaru/hp/pc/museum_schedule_to3.jsp?HP_NO=13806
どうしてキリコのマネキンや一点透視の背景は、こうも郷愁をさそうんだろう。
晩年自分の作品を否定して、贋作と言ったりしたのは、若くして完成されてしまってそれを別の画風では変えられなかった憤りなんかなーと、この人は作品だけじゃなくてご本人もいろいろふしぎ。


話は変わるけど、このあいだ見た「美の巨人たち」はユトリロで、
あのパリの冷たい冬の空気を感じるうすいグレーの空や白い壁の街並とか。
こちらも行ったことないとこなのに「なつかしい」と切なくなる絵だけど、
ご本人も絵のようにクールなひとなのかなーとなんとなく思ってたんだけど
アルコール依存症で、安ワイン一本のために街の絵を描いていた、とか。
絵が売れるようになったら「ユトリロ」風の絵を量産しろと命じた母親とか。
絵だけじゃわからないはなしがあってびっくりした。