ボレロ

shio_nin2005-11-21

はじめてバレエを生で見た。人間ってすごいなぁ。。。
歩く音もしなくて、ふわふわ飛んだり跳ねたり回ったり。
しかし誰が最初に常に爪先立ちで踊ろうなんてとんでもないこと思い付いたんだろう。
あと西洋は上に上に、垂直に、地を離れて天に向かって踊るけど、
日本は地に寄り添うように、水平に踊るよなぁ。
(飛ぶ行為は道明寺の決めくらい珍しい位置にあるような気が)
その辺の違いって興味深い。



みてるぶんにはクラシックバレエの方が衣装も含めロマンチックですき。
モダンバレエはコンテンポラリーアートというかねむくなた・・。
春の祭典は、創作ダンスをプロがやるとこーなるのかー・・ってかんじ。おもろい。
ラジオ体操第2のようなガニ股やいかり肩なんて、到底美しいとは思えない動きが美しくみえてしまうぎりぎりのところで。
音楽を視覚化する仕事があるとして、画家は絵を描くし、映画監督は話を作りセットを作る。
わたしもムービー作るなら、まぁ小道具とか人とか花とか、ま、なにかしらは物を置いて代理にするよな。
そしてダンサーしか与えられない振りつけ師は、こーなるのかーって思った。
衣装も全身タイツだけだし、もちろん大道具小道具なし。
でも人間の体だけでもあんなに表現できるんだねー。横隔膜の動きまでその一部!


しかし、ラストのシルヴィ・ギエムボレロはすごすぎた。
指先どころか長い髪のさきっぽまでも油断なく美しくしゃきっと伸びていた。踊ってた。
クライマックスはなんだかオーラというか火柱がせなに見えたよ。ぐわーっと。


もちょっとましな感想を書きたい・・。