深澤直人 ありそうでないもの展

http://www.watarium.co.jp/onsundays/

au info barやプラマイゼロの方です。
地球の反対側って程にプロダクトデザインは難しくて分からないのですが。
この「ありそうでないもの」という素敵なタイトルと、下の巻頭言?にときめく。
(いちど全文てしてし入力したけど落ちてもう切ないのでリンク先参照)
http://www.watarium.co.jp/onsundays/event/0411fukazawa/index2.swf

まるで物理のレポートのような簡潔な文。
前にgggで見て感激した佐藤卓さんを思い出す。作ったひとつひとつのプロダクトに丁寧になぜここに至ったか、と言うレポートを添えてくれていてその密度といったら!
は。似ていると思ったらそもそもプラマイゼロのロゴも展示してあったような。
http://www.plusminuszero.jp/aoyama/
(お店の内装も佐藤さんでした。ここでも、ひろがる。つながる)


たぶん、思うに、わたしはそのときの時代の雰囲気と言うかノリだけで「こんなのがいい気がする」とものづくりをするのだけど、上で挙げた方々は、まずそれでなくてはならない理由、数学的定義と言うかデザイン的定理を見つけることを突き詰めてからものづくりをするのかなぁーと。
演繹法帰納法というか。
自分にできないことだから永遠に憧れてしまうのだろうか。
(だってプロダクトは図面かけなくちゃいけなくて、シャーペンの芯の太さを0.3と0.5で使い分けなくちゃならなくって、無理!って思った)


デザインに100点満点の正解はないので、2つのものを見比べて決定打がない時に「たぶんこっちがいいとおもうけど・・・でもなんでなんだろう?」って迷いの森にはまって帰れなく時がある。でもずっといると疲れるから、「まぁたぶんこのへんだろう」ってぎりぎりは曖昧なままにしちゃうんだけど。しかもそれが人と自分のものだと、あまり追求するとその人の人格を否定しているみたいになってしまって(発想イコーdesignニアリーイコールその人の哲学かなぁと思うので)人間関係を穏便に済まそうとなるとよけい微妙。


それをやめて「普遍的なものの境界線をできる限り細く見いだしたい!」なんて思う人はすっごく大変だと思うし、それができない人の代わりにやってくれるからやっぱりすごいものを作れるんだろうなぁーと思った。