さとがえるコンサートwith くるり

矢野顕子さんは前も言ったけど、オーラが強すぎて音楽を主にながら聞きする私にはちょっと重すぎると言うか強すぎると言う感じで敬遠していたのだけど・・・
生はすごかった。
というか生でしかもう聞けないと言うか。
NHKホールに満員のお客さんが、じっと全員一人の人を見ていて、
そんな何万個の眼球に負けずたったひとりとピアノで納得させちゃうって
すごすぎることですね。
(前のタワレコライブもスガシカオさんや山崎さんのギター１本勝負がすてきだった。このふたりもCDでは曲聞くの苦手なんだけど、ライブはよかったなぁ。ライブ向きなのかも。私にとってだけど)

矢野さんはおいくつでしたっけ？と何度も考えてしまうほど少女のように動きもしゃべり方もキュートでした。ええなぁ。妖精さんですか？
音楽大好き！ってのが体からこぼれまくっててそれが音になっているのかしらーって感じ。

前半弾き語り？タイム。
カバー曲はどれももとを知らないのだけど、(中央線のうたはすてきだった)
唯一知っていたくるりの「グッドモーニング」があんなアッコさん節になってしまうんだから他も推して知るべし、か。ぜんぶわたし色に、染まりな。ごいす。

こっそりゲストのレイ・ハラカミさん。
ほんとにあのつまみがいっぱいある不思議な箱とあしもとのなんかのスライド装置だけであの音と空間を出しちゃうのですか？まったくイミフメイデス。ごいすすぎ。
なんか前見た別のライブと同じNHKホールか？ここは！？
ってくらい音がぱきっとしていて、なのに宇宙みたいに広くって、ふしぎだった。
かっちょよかった。

そして巻舌で呼ばれる「Quruli！」
矢野さんもアクセントはどれが正しいか疑問に思っていたみたい。
岸田さんはえらい髪の毛サラサラ星人だった。借りてきた猫っぽかった。
前半とうってうって変わったロックとファンクとブルースっぷりにびっくり。
初めてなまくるりみたけど・・・どうしようかっこよすぎた。あわあわ。
矢野さんもほえほえーとしたボーカルのイメージだったけど、いろんな声使うのですね。
このへんのときのおなかからどーんと声を出すのがとてもしびれました。
はー。まじですごいかっちょよかった・・・。
カメラ動いてたんでどこかでライブ放送しないかなぁ・・・。情報見逃さないようにせんと！

このさんにんがそろったんだから「ばらの花」やらないかなぁ。まんなかすぎかなぁーとちょっと、いやたくさん期待してたけど。
アンコールで、打ち込みアカペラ？というふしぎ編成でやってくれました。
なんてぜいたくな。

あと数回の公演があると言えど、基本的に「いちどだけ」のコンサート。
(実際弾き語り部分の曲次第は気分で進んで誰にも、本人もわからないらしいから、明日は違うことやるかもだし)
わたしコンサートでは割と時間気にしちゃう方なんだけど、今回はあっというまでもう終わり！？ってなった。めずらしく。
もったいないなぁ。もう終わっちゃうのか。さみしいなぁ。
と矢野さんも言ってた。ずっとみんなで練習して、ご飯食べて、ちょっとお酒も飲んで(この「ちょっと」がいいね)、なのにコンサートが終わったらお別れしてしまう。
だから、さみしい。宴の後のさみしさ。
それがどっと押し寄せてくるのが分かっているから、楽しい時間の片隅で気にしてしまう。
だから一定量以上は楽しいことをしたり、期待したり、がんばらないようにするのが私なりの小さい頃からの自衛手段なんだけど。
矢野さんは違って、寂しさを喜びに変える、と言う返歌でしめていた。すごいなぁ。おとこまえだ。

Ｔシャツ２枚買う勇気はなかったけど、実物みたらピンクも銀ラメと薄いピンクが、こう書くとギャルっぽい組み合わせだけど、実際いいかんじでどっちいくか悩んだー。(黒買ったけどね)
http://www.quruli.net/shool%20tour%2004/goods_school.html