名前も味わう

博物館で、茶器エリアで器に銘がついている。ああ刀とかも。童切丸はやばいて。
馬蝗絆とか有名だけど。(政治力+10らしい)

銘の由来は、なんでもひび割れができたので将軍義政が代わりの品を送ってほしいと明に頼んだところ、「今はこれほどの物を作ることはできない」と、割れた部分に継ぎを当てて送り返してきたといいます。そして、この継ぎあてを「いなご(馬蝗)」に見立てて「馬蝗絆」と呼ばれるようになったのだとか。

(銀閣寺の銀が足りなくなったイメージのせいか、史実なのか知らないけど、一休さんといい義政ってトホホな役どころ多いなぁ。でもそーゆーの嫌いじゃない)


(ねえ、お母さん。なんで検索するといつもジョジョ立ちのページの人に当たるのですか。最初数行読んだだけで、彼の人だと分かってしまうって凄い。
http://homepage2.nifty.com/kajipon/bijyutu/tyaki2.htm)


さておき、うまい名前がつくとイメージがより広がって、そのもの自体より世界が広がる。想像するというか、ちょっとなぞなぞを解く感じ。
てぬぐいの判じ物も近い。(「かまわぬ」もすぐには読めないよなぁ)


その辺が平安人の洒落とか、江戸っ子の粋なんだろか。
と偶然見た和菓子の展示で思った。これは、とてもすてきよ。
(写真写り悪くてこれだといまいちそうだけど・・・)
http://www.matsuya.com/ginza/design/0124e_suetomi/


全部覚えてないけど、左上から右下に向かって
・(干支全部お菓子にするってお題の)寅年
・卯年
辰年
・午年
桜前線 (これは!いい名前だ)
・わすれた
・菊のなにか。重陽?もっとすてきな名前だったけど・・
・紅葉賀 (源氏物語から)
・キャロル
いちばん上は光琳菊。


上の辰年の龍はヘビみたい!と思うけど、じゃ巳年は何だろうと見たら
じゅうよまんじゅうに琵琶の焼き印。弁財天のおつかいだから。
同じようにネズミはうちでのこづち(大黒様)・丑年は梅の天神さまのマーク。
酉年は竹籠の模様がちょっと入ってて、中に鶏がいるということに!
すごいな。解説ないとわかりません。