エンターテインメントとインタレストの境界線

いろいろいい話聞けたのですが、まとめだすととまらなくなりそうなので
とりあえず、佐藤研のiBookOS9だったことが収穫です。


ほか箇条書き
・Interest vs Entertainment
 より本質的か <---> でないか
 普遍的か <---> その場しのぎか
 主体的か <---> 与えられるものか
 まじめか <---> 享楽的か
どっちがいいってわけじゃないけど
前はミッキーなんて!と思ってたけどディズニーランド行ってからは
エンターテイメントも認めるようになったらしい。
見なかった事にする部分がなくプロフェッショナルにちゃんとつきつめれるなら。
ポリンキーは「ストイックでけなげ」
プランクトンと言うキャラづけするメリットとデメリット
・「ぼくはできる限り抽象的な方が好みです」「こっちのほうが断然よかったなぁ」
・使い捨てキャラクターほどひどいものはない
・I.Qのとき「100人しか分かってくれなくていいから作りたい」と言ってSONYの人に怒られたそうだ。
ゆとり教育が日本をだめにする
・studyは「熱中する」こと
・最先端は論理じゃだめですよ。
・結局「かっこよさが一番」で終わった



ここからは私感。
・岩井さんはまるで課題を見てもらっている大学生みたいだった。
・対談だったのか?あれ。
・佐藤さんはお世辞言わないけどほめるときはすっごいほめる人だ。
 私は無駄にほめ過ぎとよく怒られるので見習いたいです。
・自分のCMを「とてもすてきなCMです」と紹介できるっていいなぁ。
 いやみでも自画自賛でもなく、素直にそう言っているところが。
・「ものがぶつかると音がして楽しい」って。小二的だ!
・勝手に広告はいつのまにかCasaに移っていたのか。
 社名から発想するのか、アイデアからか?と聞かれて
 「絵と社名が、パッ!と同時に浮かぶんです」と言う答えはずるすぎる。
・あんなにすごいものを作った人なのに、全ては過去のことでいつお話し聞いても
「今作っているのが今までで一番すごくてすてきなんです!早く見てほしいなぁ!」
 って目を輝かせてるのが、もう、なんつか、適わないなぁ・・と思う。
 会場もそんなため息濃度が高い空気だった。


今回のテーマは岩井さんからの提示で、お正月の番組で佐藤さんが黒板に書いた「エンターテインメントからインタレストへ」からの派生だけど。
そもそも境界線って岩井さんにとっては「作品(または研究)」と「商品」の境界なのかも。
(それかもしかしたらプライドか・・)
岩井さんはDSでゲーム作っといてこれはゲームじゃないです、と言ってたけど、微妙に気になった。
なんか、純粋芸術は正義で金儲けは悪・・じゃないけど(村上某は私もやだし)、ゲームをばかにしている・・というわけじゃだろうけど、なんかもにょもにょ感。
現代芸術はけっこう一発芸的と言うか・・驚かせたもん・新しいことしたもん勝ちな芸人的な部分があるから、うっかりそっちに行かないよう自分で気をつけて線引きして自分ブランドを自主的に管理する感じなんだろうか。(芸術も芸人も両方とも同じ字使うのにな)


なにもないところから物を作るのは本当にすごい事だし、達成感もすごいだろう。
でも二番煎じでも少ない労力で、でも1回めと同じくらいの売り上げがあればそれはビジネス的には可だ。達成感はないかもしれないけれど、だってぼくら食べて行かないと行けないし。芸術なかなか食えないし。
よのなかの「クリエイター」はこの2種類に分かれるのだろうなと思った。
(分かってやっているならいいけど、ほとんどが惰性で、柳の下のどじょうを狙ったり、ふんどしを借りて相撲をとったりしているからいけないんだろうなぁ。冒険させる余裕もなく売り上げを迫る企業が多いのも日本が閉塞して行く原因だと思うけど・・・)


突然変異じゃないけど、10年にひとり現れる天才を待って、凡人はそれについて行って、20年かけて一般大衆まで広がって行くだけ、のサイクルだと思うともちろんその限れた人側ではない私は悲しくなるけど。きっとそうなんだろうな。
自分がどっちが好きかと、どっちに向いているかをちゃんと見極めなければならないな。


結局だらだらかいてしまった。またつまらないことを。