こけいてん

横浜集合前にぎりぎり見て来た。植物画がすきだなぁ。茄子があんなに美しくなっちゃうなんて。
掛け軸の表装もすてきだった。一番のヒットは黒い葉っぱの玉蜀黍(とうもろこし)の屏風。
小林古径菱田春草川端龍子の植物画が好き傾向だと、しぼられて来たかも。
(もっかい「草炎」が見たいなぁ)


名前は知らなくても図版を見せたら「あ、これみたことある」ってなって
教科書か切手の力か。やっぱりすごい。
古径の記念切手


あ。大田区に龍子記念館があるのか。秋になったら行ってみたい。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~fisheye/japan/chiiki/tokyo/ryushi.html


そのまま今日は時間があったのでいつもは行きそびれるセットの工芸館に。
400m進むと東京駅のような赤レンガの洋館が。こんなとこにこんなものが。
内容はいいものなんだろうけど見せ方が突然地方の美術館風・・・。
が!今日は本館の常設になくてちょっとがっかりしてた高村光太郎のうさぎがちまっとこんなとこに!
両隣りは撮影不可のマークがついているけど・・ってことはこれはおけ?
と、人もいないのでこっそり3方向からデジカメで捕獲。(もちろんノーフラッシュでですよ)
すんごい満足した。
そのまま地図を見たら北の丸公園を抜けて武道館経由で九段下に行けば乗り換えが楽なので
そっちにいってみると、突然森の濃い匂いが。電線もビルも見えないしびっくりした。
都会のど真ん中にこんな場所が・・・・。皇居の中もこんな感じなのかな。
さいきん森成分不足だったので蝉の声やじめっとするくらいの土の匂いをかいで安心した。
水辺でひらべったく寝ている人もベンチでまったりする人の密度もまばらでいいところだなぁ。


そして武道館ではまさしく武道の全国大会が行われてたみたいで、白い胴着を着た子供たちが賞状を持ってあちこちではいチーズ。
帯が水色や黄色とカラフルでキュートだった。女の子が多くてふしぎだったけど、合気道の日だったみたい。次は剣道や長刀など続くらしい予定表。なぎなたの全国人数ってどれくらいなんだ。全国の壁が薄すぎたうちの高校のフェンシング部を思い出した。
そして門に向かうと、さくさくと帰る親子たちの集団が。
敗者はすぐ着替えて帰り、勝者はいつまでも胴着を来たままなのか、と明暗が美しい図だった。
隣で韓国人の若い女の子がすんごい剣幕で口げんかをしていたのがまた絵にシュールさを加えていとおかし。


前は道路ぞいに竹橋まで行って車の排気ガスにぐったりしたけどこんないいルートがあったとは!
いい散歩コースがひとつ加わってほくほくした。